PaaS雑感

最近PaaS関連(appengine, herokuなど)を色々さわってみた際の雑感をまとめておきます。

http://code.google.com/intl/ja/appengine/
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Heroku | Cloud Application Platform
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サービス/プラットフォームの切り分けについて

  • 裏側(ミドルウェア、ハードウェア)が隠蔽されているのがとにかく不安。何か問題が起こった際にさわれない、というのは精神安定的によくない。
  • とにかく気持ち悪かったのが、herokuで出たエラーの原因がよくわからなかったこと。
    • herokuで特定のclassが読み込めていない?というエラーが発生。新規にサービスを登録して再度(同じ手順で)commitしたら何事も無く稼働した。なぜ?
  • 隠蔽されているメリット/デメリットの境目は常に意識しておく必要がある。

インフラ、ミドルウェア運用について

  • 逆に、裏側を見なくていいというのは楽でもある。やっぱりインフラ、ミドルウェア運用を人任せにできるのは楽。
    • apacheが不安定になっても勝手に対応してくれるなんて!ステキ!
  • 社内システムや簡単なアンケートツールみたいなものはPaaSで作りやすいと思った。個人情報の扱いやSLA次第では全然使える。むしろ使いやすい。ちょっとしたアイデアを形にする、というのに向いている。
  • プロトタイプ→サービス化のフローが進めやすい。あと流行らなかったときにクローズもしやすい。

DBと流行ったときの対応について

  • appengineのbigtableは使いにくいけど運用しやすい。特に勝手にスケールしておいてくれるというのは楽。VPSで運用しているサービスは常にメモリ使用量をひやひやしながら確認している。webサービスでこの差はでかい。
    • 逆にherokuのようにRDBを利用するというモデルの場合は、結局流行っちゃったときに対応は必要。
  • 扱い慣れてるけどスケールしづらいRDBか、扱いづらい(現状はベストプラクティスがない)key-valueを使うのか、判断はユーザー側だけど常に悩みそう(流行ることを想定して、カッチリ作ったwebサービスは流行らないの法則)。

不況とPaaS

  • 一般にIT投資額は減る一方の世の中で、経営層にとってPaaSは救世主なのかも
  • フリーランスエンジニア、小規模なSIerさんにはかなり使いやすいツールになるのかも
  • PaaS向けのアプリケーションが徐々に増えてきているが、ここで例えばappengine向けのblog、EC、CMSキラーアプリが出たら一気にブレイクスルーを迎えるのかなあ。

クラウドとPaaS

バズワードである「クラウド」は結局のところ、

であることを考えると、新しい概念はPaaSだけだと思える。
この概念がどう広まっていくか/結局広まらないか。今後の展開が楽しみです。

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